‘今までありがとう’ 一言のメモと部屋の鍵だけを残し、恋人の幸人は高岡の留守中にいなくなった。<br />互いに一生をかけた存在だと思っていたはずなのに――。<br />それから二年経っても高岡は幸人を忘れられず、このままでいいのか…と自問の日々。<br />そんな折、幸人そっくりの青年が高岡を訪ねてきて…?