王族にして神官のイシュカは、お忍びで街に出た際に蠍に足を噛まれてしまう。<br />居合わせた隣国の王子・シルヴァが毒を吸い出し一命をとりとめるが、血を含む行為は婚姻の証。<br />純潔を保たなければいけない神官が[含血の儀]を行ったことは国の未来に関わる一大事だった。<br />自害を決意したイシュカだったが、「俺はお前が欲しい」とシルヴァに強引に抱かれ、男でありながら嫁ぐことになり――。<br />