ニューヨーク、失恋した夜。<br />ふと気付くと年下男に熱くかき口説かれていた。<br />もう恋はこりごりだと、男をふりきって帰国した水城。<br />多額の借金を抱える老舗旅館を継いで苦心する水城の前に――彼・瀧谷は、現れた。<br />方針の違いから料理長に逃げられた水城は、花板を探していた。<br />その花板を瀧谷が紹介する、というのだ。<br />どんな伝手があるのか水城が訝ると、瀧谷は微笑んだ。<br />「ゆっくり俺の正体を教えてあげる」いつのまにか、年下男の魅力に水城は絡めとられていき…。<br />