大きなお屋敷に住む作家・頌(しょう)の元へと嫁いだ美鶴。<br />穏やかで優しく愛を注いでくれる頌との結婚生活は美鶴にとって何よりも幸せなものだった。<br />けれどその生活は、使用人の斗枉(とうま)とふたりきりだった雨の夜に大きく変わっていく。<br />たくましいカラダ、すべてを奪っていくような荒々しいキス、劣情に濡れた瞳――斗枉からの愛撫は美鶴をあらがえない快楽へと誘っていって……。<br />ふたりの男の間で揺れる想いと背徳的なエロスを描いたラブストーリー。<br />