ある日、千都(ちづ)がいつものように勤め先の喫茶店に行くと閉店していた。<br />店の前で呆然とする千都を助けてくれたのは、常連だった新條さん。<br />「君の淹れるコーヒーは旨いから」と自分の弁護士事務所でしばらくバイトさせてくれることに。<br />新條の厚意にいつまでも甘えちゃいけないと思いながらも、秘かに片想いをしていた彼の元で働けるのは嬉しくて…。<br />表題作ほかときめきいっぱいの短編集!