三年前、わずかなお金と置き手紙を残し、楓の前から消えた一真。<br />のんびりしようと思っていた旅先でまさかの再会をしてしまう。<br />あの頃の好きと、傷ついた気持ちでいっぱいになり、気にしないようにしてても心が乱れてしまう。<br />彼の声と触れる指先はあの頃を思い出させ、忘れていたはずの想いが溢れてくる。<br />大人の切なく甘い恋を描いた作品集。<br />