ブラックな建設現場で働く、主人公・松本貴仁24歳。<br />安い月給、危険な作業、業者の怒声、初めての土下座――。<br />退職を決意する松本に、続けろと言う親と、道が分かれてゆく友人たち。<br />辞めるのって逃げなのか?生きるのってこんななのか?たった一人の松本が出した答えとは?迷いながらも不況を生きるロストジェネレーションに贈る、救済の物語。<br />