夫を亡くし、東京から実家のある寒村にもどってきた灯子は、平田という青年に出会う。<br />そのころ古い祠に祀られた気味の悪い塑像が発見された。<br />灯子と平田は、謎の像に呼ばれるようにして魅かれあい、自分たちとは別の存在を感じるようになる。<br />輪廻転生を繰り返し、時代を場所を越えて何度も廻りあう二人。<br />決して幸せになることのない運命に抗うことができるのか。<br />