創幻堂出版に勤める六車君には愛する作家がいる。<br />我が儘で気紛れ、だけど才能溢れるミステリ作家の由利京一郎だ。<br />そんな由利先生と戀人のような関係になったものの、そこに貴族のお坊っちゃま作家、佐倉先生が横槍を入れてきたり、由利先生の婚約者の女学生が現れたり、相も変わらず六車君の悩みは尽きず……純情可憐な六車君と偏屈な由利先生の喧嘩あり、愛ありの愛しき日々の物語。<br />