「最初から、身代わりだったのか? 俺は」父の葬儀の夜、大学生の大和は印象的な男と出逢う。<br />彼は名乗ることなく、気になる言葉を残していった。<br />「息子さんですか、よく似ていらっしゃいますね」と。<br />数日後、大和は思いがけず彼と再会を果たすのだが……。<br />月明かりの下、ひそやかに恋が始まる……。<br />