国王の命により、隣国を制圧した王弟・真赭。<br />楼閣で城主の妻子を見つけ、身を投げるところを止めようとするが、助けられたのは王子・樹雨だけであった。<br />幼かった樹雨は自分を護り、可愛がってくれる真赭を信じ、無邪気に懐いた。<br />そして時は流れ、幼かった樹雨は色香を放つ青年となり、武術大会で見事優勝を果たすほどに成長した。<br />だが、その夜、樹雨は真赭に無理やり身体を奪われる「お前は俺の玩具だ」と……。<br />