引っ越して間もない頃、川俣がベランダにいると紙の欠片が空から降ってきた。<br />そこには「好きです」「先生」という文字。<br />そして、押し殺すように泣く声が聞こえた。<br />川俣はその声がバイト先の先輩・小菅のものだと知る。<br />それ以来、小菅から目が離せなくなってしまう。<br />そんなある日、小菅が「先生」と呼ぶ人が現れて……