泣き虫の新太郎とやんちゃな悟志。<br />のどかな田園地帯で兄弟のように育った二人は、小さなこの町に息をつまらせていたのかもしれない。<br />「この町を出てみたい」そんな思いがふくらんでいく18歳の夏を迎えていた―。<br />