花屋で働く青澤かなたは美大予備校の講師である吉崎幸平と付き合っていたが、ある夜、暴風雨による倒木事故に遭い幸平が脳に重度の記憶障害を負ってしまう。<br />それから3年、二人はともに暮らしてはいるが、幸平が一日以上記憶を脳に留めてておけないため、朝になるとかなたは「見知らぬ他人」扱いされてしまう。<br />それでも身体を重ねれば心は昔に近づいていく…そんな毎日を繰り返しながら、二人はいつか障害が治ることを願っていたが――!?