瑞獣の末裔である坊ちゃんのお世話をするため、執事として戻ってきた乙鳥(つばくら)。<br />5年前とくらべ、落ちぶれてしまった様子のこの家にいったい何が起こったのか……。<br />困った人がいると放っておけない坊ちゃんは、すぐに自分の身を削って与えてしまう。<br />よりによって、大切な角の一部を遊廓に届けてしまったらしい。<br />坊ちゃんの大切なものを取り戻すため、乙鳥は遊廓に足を踏み入れるが……。<br />