快楽を貪り生きてきたアバズレ。<br />―愛を知ろうとしない快楽主義者・るか。<br />彼は秘密クラブの常連客で、複数の相手とまぐわい放題な日々を送っていた。<br />ある日、鋭い視線を向けてくる男・せいと出会う。<br />快感に耽るるかを‘狂ってる’と吐き捨て毛嫌いするせいが、嫌悪感をあらわにしながらも来店したのはある目的のためだった。<br />自らを完全に否定する他人(せい)に、るかは初めて特別な興味を示す。<br />せいが、るかに近付いた理由とは…?