笙平は、坂崎真琴の異母弟であったが、突然不慮の事故で亡くなってしまう。<br />――彼の家族にではなく、離れて暮らす真琴に保険金を遺して…なぜ? どんな風に? どんないきさつで?真琴にはわからないことばかり。<br />すべてを確かめるために、彼が生きて来た札幌へ。<br />そこは秋の訪れが早く、枯れ葉舞う北の街。<br />この街で、いったい彼になにがあったの!?