昭和の戦中。<br />広島市から軍都呉市に嫁いだすずは、不器用ながら北條家に徐々に溶け込み日々を過ごす。<br />やがて戦争の暗雲が周囲を色濃く染めていく。<br />大空襲、原爆投下、終戦。<br />歴史の酷い歯車が一人の女性の小さな世界をゆがませていく。<br />そして…。<br />読む者の心を揺さぶる最終巻!