無敵の人(単話)
「この世で一番怖いのは、失うものが何も無い人――――」。
女子高生・高瀬いのりは、引きこもりの兄から性的暴行を受けていた。
ある日、謎の男・ニルが現れ、無差別殺人を企てていたいのりの兄を殺害する。
絶望から解放されたいのりは、対価として彼女の兄のように危険水域に達した【無敵の人】を見つけ出して犯罪に走る前に殺害するという、法を無視した「治安維持活動」に手を貸すことになるが…!?※【無敵の人(むてきのひと)】社会から孤立し、信用や地位、財産など失うモノが何もなくなった人を指す俗語(ネットスラング)。
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