婦怨無終(ふえんむしゅう)
銀行マンのできる夫と、平穏で幸せな生活を送っていた―――はずの北原花(きたはらはな)。
しかし、毎年きちんと祝ってくれてた結婚記念日を忘れられた頃から、運命の歯車が狂いだした。
「よくよく考えてみれば、最近の夫は、どこかおかしい…」。
考えれば考えるほど、他の誰かの存在が見え隠れする。
そんなある日、幼馴染である瀧田昴生(たきたこうせい)に偶然出会った花は、ダンナのことを相談してしまう――――。
※婦怨無終とは。
男性からの愛を失った女性は、その怨みをいつまでも忘れることはないという意味。
※1話目から3話目を収録
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