高鳴り、そして近づいてく?背徳のセブン☆セクシー? 第8巻
新谷奏(しんやかなで)、28歳。
高校時代は演劇部で、しかも美形の男性役で鳴らしもしたけど、今ではみんないい想い出だ。
地元から上京して、それなりの平凡なOL生活を送っている。
彼氏もいない奏の密かな心の拠り所は、毎年贈られてくる1枚のクリスマスカードだった。
送り主は高校の文化祭で出会った少年、天宮司音(あまみやしおん)。
今年も贈られてきたカードを手に、奏の胸には10年前、彼から告げられた不思議な言葉がよみがえる。
『俺が二十歳(はたち)になったら、渡したいものがあるんだ』今や人気イケメン俳優となった司音。
そして今日、約束の10年目の夜がやってくる──。
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