女なんてうっとうしい。<br />朝から晩までホレたのハレたの1年中発情期かっつーの、と俺は思っていた。<br />あのくそ生意気な女に出会うまでは。<br />でもそのくそ生意気な女にも弱点があった。<br />それは俺の声。<br />声だけにはめっぽう弱い。<br />だからあいつの耳で愛をささやく。<br />言うことをきかせるために…。<br />(C)神田純(恋愛LoveMAX・秋田書店)