‘修一郎と薫’シリーズ、三作目! 大正八年、夜道で暴漢に襲われそうになっていた大阪朝日新聞の記者・長谷川万次郎を助けた修一郎と薫は、そのことをきっかけに「動乱の夏」とも言うべき季節へと巻きこまれていくことになる。<br />列強国を目指してめまぐるしく変わっていく日本、その大きな胎動が伝わってくる連作集。<br />(C)長岡良子(ミステリーボニータ・秋田書店)