大正五年、英語塾に通う修一郎は大人びた佇まいを持つ級友・薫に出会った。<br /> 一見大人びている薫が時折見せる危うい儚さに、修一郎は反発を覚えつつも次第に惹かれていく――。<br />緻密な考証と叙情豊かな筆致によって、大正時代を生きる若者達の成長を描き出す’修一郎と薫’シリーズ、開幕!(C)長岡良子(ミステリーボニータ・秋田書店)