真屋幾子は幼い頃を過ごした街に帰ってきた。<br />思い出の樟は健在で、木の精・翠とも再会できた。<br />だが、あこがれていたおにーちゃんは駅を造るためその木を切ろうとする。<br />翠は殺される位ならみんなを道づれにしてやる、と言う…。<br />フシギでステキな緑の記憶ファンタジー。<br />