寛政の改革の後、五島列島のはずれの島で、母の手ひとつで武士の子として育てられた青志郎は不思議な老人と出会い、獣拳道(じゅーくんどー)という秘拳の修行に明け暮れていた。<br />そんな日々に突然訪れた母の死。<br />遺言に従い、夢を探すために旅立った彼が命を救った謎の女とともに徒手空拳で立ち向かう先は…。<br />純情青年時代小説。<br />