―江戸時代。<br />昼は役者として舞台に立ち、夜は身体を売る「陰間」として生きる蘭丸と佑之介。<br />彼らは師弟関係であり、そして互いに愛し合ってもいた。<br />妻帯者である佑之介への好きが募る蘭丸と、不義の仲に後ろめたさを感じつつも蘭丸に惚れこむ佑之介。<br />2人の男の求め合う気持ちは、次第に命をかけた愛憎劇へと発展していく…。<br />(49ページ)