平凡な高校生活を送る黒川は、いつもにこにこしている同じクラスの白木に対して苦手意識をもっていた。<br />ある日の学校帰り、血のついたシャツを羽織っただけの白木が突然黒川の目の前に現れる。<br />白木の名前を叫ぶ男の声まで聞こえ、黒川は咄嗟に彼の腕を掴みその場から逃げ出し…。<br /> ※本電子書籍は『mimosa vol.13』収録の「半分あげる 第一話」と同じ内容です。<br />