みやこまちクロニクル
コロナ禍に80代の両親が老いていくアラフィフ、独身、持病あり。
震災、離職、両親の介護、そしてコロナ禍。
岩手県宮古市在住男性が、愛しい景色と日々の無常をあたたかな筆致で綴る珠玉のノンフィクション。
私も母の介護をしたのでよくわかる。
介護にはドラマはないのに、寄せては返す波のように、絶え間なく問題がおこる。
しかも予想がつかない。
それを、いかにも深刻そうに描いた作品はたくさんある。
でも当事者はどこか脱力してもいる。
自分のことなのになんか他人事っぽい。
そこを作者のちほちほさんは絶妙に描いている。
だからなおさら凄い。
(保坂和志)★第2回 トーチ漫画賞「準大賞」受賞作
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