「あなたとキスしたい…」「君を汚すわけにはいかない、僕は自分が誰かもわからないんだ」記憶をなくした身元不明の男性リヴィ。<br />彼のやさしさと包容力にレイラの胸は熱く高鳴り、まもなく親の言うなりに結婚する身でありながら、彼女はリヴィを求め、キスを交わしてしまう。<br />けれどそれは、過ちだった。<br />リヴィと執事マルセルの話を立ち聞きしたレイラは、衝撃の事実を知る。<br />彼の正体が兄の仇、リリー・プリンスだなんて!