「一度だけおれとネてくれたら、行ってもいいから」会社の後輩京助は、最初からよくおれに懐いていた。<br />勝手に惚れられて何の責任もないはずだが、大阪への転勤になったおれは、彼の必死の願いと執着に絆され、願いを聞き入れた。<br />京助のなかで熱い夜を過ごし――それから京助とは、いつでもどこでも……!? おまえ、一度だけって言ったよな!?