冬の蘭 傷つける愛、けれど育つ愛(単話)
私が遼一さんと出会ったのは2年前。
大学のパーティーだった。
会った瞬間から恋に落ちた。
人を愛する事の幸せを初めて知った。
彼は一足先に社会人になり、私もこの春、大学を卒業すると彼のためにお料理を習い、お茶を習い、いつか…それも近い将来。
祝福され、幸せの中で彼とウエディングベルを鳴らす日を夢見ていた。
けれど彼を襲った突然の事故。
一命はとりとめたものの事故の時、脳に出来た血の塊が彼の眼から光を奪った。
その時から何もかも変わってしまった。
私の両親は彼との交際を禁じ、見合いをさせ、縁談を進め、そして遼一さんは私の前から姿を消した。
私は必死になって彼を探し、ついに…!?
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