明日 空が晴れたら フリーランスな2人の恋愛物語 合冊版
私、彼のいったいどこが好きなんだろう。
結構わがままだし貧乏だし、フェミニストでもなければ、とりわけハンサムでもない。
なのに私、どうしていつも彼と一緒にいるの? 啓太といると私はまるで母親になったような気分になる。
そしてそんな時、彼は私にとって大きな小学5年生になる。
小学4年では少し小さすぎるし、小学6年ではちょっとしっかりしすぎる――。
だってホラ、一番の悪ガキって感じがするじゃない、5年生って…。
2年半前、私達はどんな風に知り合ったんだっけ? 私、啓太のどういうところが好きになったんだっけ? なんだか、ずっと遠い記憶をたどるようで胸の奥でボンヤリしている――。
私達、一緒にいる時間が多すぎるのかも知れない。
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