溺愛人形〜僕のものにおなり 合冊版
きょうは誕生日。
恋人の亮平にプロポーズされ、最高の幸せをかみしめたはずの深雪の心は、その夜、絶望に塗りつぶされた。
婚姻届けをだしにいく直前、昔の婚約者・公顕が現れたのだ。
しかも、亮平の仕事の取引き相手として、何食わぬ顔で…。
公顕は強い権力をもつ本家の跡継ぎで、分家の深雪は無理やり婚約させられていた。
なにもわからない幼いころはまだよかったが、友人関係も高校への進学さえも「にいさま」に支配され、深雪は二十歳の誕生日当日に公顕から逃げてきたのだった。
「今度こそ逃がさない。
おまえは私の花嫁なんだから。
」そういって公顕は亮平のいない深雪のアパートに押し入り…!?
更新中です。しばらくお待ちください。