死の床にいる大企業の藤沢会長。
アメリカ女性との結婚を許さずに勘当してしまった息子を15年前に事故で亡くし、ずっと後悔していた。
死期を悟ってからはすっかり気弱になり秘書の山科を使って、たった1人の肉親である孫の時彦の捜索を相馬探偵事務所に依頼していた。
ところが時彦と名乗る男達が次から次へと現れ、ついには18人に！？ 相馬の調べで17人は偽物だと判明したが最後に残った1人も、どう調べても白黒付かない。
偽物の孫はいなくなったが今度は本物の親戚が現れ傍若無人に振る舞う。
山科に暴力を振るった親戚を最後の時彦が殴り飛ばす。
その姿を見た山科は自分の生い立ちと自分も藤沢の遠い親戚である事を時彦に語る。
いつしか2人は…！？