背徳のロマネスク 合冊版
私が15歳になったその日、彼に出会った。
彼は軍人で私はその日…娼婦になる女だった。
嫌がる私の下着を引き毟ると男がのしかかる。
「お願い、許して」「何が嫌だ。
お前は娼婦だろう。
さあたっぷり俺を楽しませてくれよ」私は割れたランプで思わず男を刺そうとした…。
1930年、ドイツ。
その頃のこの街は戦争が終わってほっとしたのもつかの間。
また次の戦争が始まりそうな荒んだ気配の中にいた。
店主に突き出された私をその場にいた軍人が大金を出して買った。
男は部屋に入ると当然のように私を抱こうとしたが私が初めてだと知ると「俺はお前の一生の男になるつもりはない」と部屋を出て行った。
私はこの男になら何をされても怖くないと思った…。
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