「忘れてやる、先生のことなんか全部」中学生の頃、大河は「誰にも言えない恋」をした。<br />相手は、大河とは性格も趣味も真逆な担任の先生・町田。<br />些細な秘密の共有から芽生えた初恋に浮かれる大河。<br />我慢できずに強引に迫ったキスは拒まれなかったけれど、ある日突然先生から「結婚する」と聞き、手酷く振られてしまう。<br />数年後、夏祭りの夜。<br />大学生になった大河は、故郷で先生に再会する。<br />そして、ふたりは忘れたはずの恋の記憶が眠る母校へと向かい――。<br />