あいつにめちゃくちゃに抱かれることばかり、考えていた。<br /> ホストのミヤは、女を抱くと男に抱かれたくなる。<br />そんな時に思い描くのは、片想いしている同僚・タマの顔だった。<br />想いを伝えるつもりはない。<br />なのに──「俺が抱くんじゃダメなの?」抱かれたら、欲が募ってしまった。<br />一方のタマも、抱かれ馴れた従順なミヤに苛立っていく。<br />そして、彼を仕込んだのはオーナーだと知り……。<br />