バスケ部の先輩・安芸に恋愛相談をしていた榛名は、突然キスをされる。<br />こういうのは勢いだ、そう言って笑う安芸は榛名の憧れだった。<br />しかし、ある試合を機にバスケを辞めた榛名は、あれだけ仲の良かった安芸とも疎遠になっていった。<br />数年後、バイト先で偶然当時のチームメイトと再会する。<br />そこにはもちろん、安芸もいた。<br />榛名が閉じ込めていた想いが徐々に大きくなっていく。<br />それなのに安芸はあの頃と変わらぬ顔で笑いかけてきて。<br />