うだるような暑い日、図書館へ行く途中で道に迷った大地は、見知らぬ商店街で倒れてしまう。<br />目を覚ますと、そこはあたりいっぱいにお茶の薫り漂う部屋。<br />大地を助けてくれたのは、商店街でお茶屋を営む前島家の長男・ヒデだった。<br />自分の知らないことをたくさん教えてくれるヒデに、大地の心は揺さぶられてばかり。<br />代わり映えのしなかった大地の日々を、めまぐるしく変えてゆくーー。<br />