「俺が抱いてやる」という八木の好意に甘えることにした青沼。<br />夕食を一緒にとることが条件という彼は、毎日弁当を作って渡してきたりと相変わらず甲斐甲斐しく世話を焼いてくる。<br />最初は戸惑いながらも、次第に八木と過ごす穏やかな日々を楽しむようになっていくが、満たされる反面脳裏をよぎる過去の苦い記憶。<br />複雑な胸中を見ないふりして少しの間だけという言い訳を盾に、青沼は甘い誘惑に抗うことをやめる…。<br />