‘世界はいつだって唐突に変わる’ながらく家を空けている父の言葉を胸に、ひとり変わらぬ日常を送る理央。<br />そんな彼のもとに現れたのは、一通の手紙を大事そうに胸ポケットにしまっている青年・北條ルイだった。<br />父の知り合いだというルイは、まるで理央のすべてを知っているかのようにほのめかす言葉を並べ、妙にスキンシップが激しく距離が近い…。<br />そして、少しずつ歯車が動き出すように理央の日常にルイの存在は溶け込んでいく―。<br />