借金のカタに八神に抱かれていることをバラされ、巽に知られてしまった夏維は後悔や羞恥、絶望に苛まれ、身体を引き換えにして守った花屋を閉め、泣き濡れる日々を過ごしていた。<br />思い返すのは横暴な態度を取りながらも自分のことをいつも心配してくれていた巽の温もりばかりで、一層夏維の胸を締め付ける。<br />一方、巽は八神の取り仕切る周防組の屋敷に単身乗り込んでいた。<br />八神と対峙する巽の思惑とは…?