久遠グループの分家に生まれた亮太は本家の静への秘めた劣等感に苛まれながらも日々努力を続けていた。<br />ある日、静に気持ちを逆撫でするような言葉をかけられた亮太は積もりに積もった思いを爆発させてしまう。<br />しかしそれは’本音’を引き出す静の策略で―…? 仮面の外れた亮太を抱きしめキスをする静は笑顔で言う――「僕、今まで手に入らなかったものってないんだよね」