第12巻竹蔵の想いが通じたのか、ついに天女は竹蔵の前に裸体を露わにする。<br />仏画師・海石、煩悩画家・竹蔵の二人がたどり着いた絵とは…。<br />絵の基礎を学ぶため、九州の黒田清輝のもとに身を寄せていた竹蔵であったが、物足りず東京へ行くことを決心する。<br />一方、黒田との対立で画壇から孤立している龍太郎だったが、竹蔵の上京を機に二人で個展を開くことを決意するのだった。<br />画家を志して上京した二人の若者の蒼き炎は、始まりの地、東京で再びメラメラと燃え上がる！
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