本をテーマの中心とした幻想短篇集 収録作 本が猫になって飛び出していく――「999匹の本」 友人が本を妊娠する――「本の懐胎」 鳥の鳴き声が文字になって具現化する――「鳴鶏」 入手不可能なはずの幻の本を読む――「コーヴェ・アンネイの図書館」 猫の耳から本のページが出てくる――「猫の耳の文学」 他「草枕のこと」「顔が本の猫」「本の蚊」「本を探す本」「海の本 バムート」「W宮殿」「Nの時間」