カフェモカを飲み、女子高生のころの記憶が甦った女。<br />ある放課後、片思いしていた英語教師を町で見かけ、いたずら心から後をつけてみたのだが……。<br />(「甘い憎悪」)夢のなかの部屋には毛の生えた奇妙な置物があったんです――。<br />季節外れのリゾートホテルで出会った男は、昨晩見た夢を語りはじめる。<br />(「うつしき夢を」) 「うとそうそう」とは、月日の経つのが速いこと。<br />気鋭の漫画家がスケッチする、15のショートストーリー。<br />