部としての存続が危ぶまれる晴朗学園の「朗読倶楽部」。<br />部員の一人である乙葉しおりは、引っ込み思案な少女だが、文学作品を深く理解し、朗読に反映させる天賦の才を持っていた。<br />そんな彼女を含むわずか三名の朗読倶楽部のもとに、学級崩壊しているクラスでの詩の朗読など、一筋縄ではいかない依頼が舞い込む。<br />これは、少女が名作文学に出会う時に生まれる、心温まる物語。<br />