‘モーリアン王家の正統な後継者となる’。<br />オリヴィエの策略を知ったアルベールは、自ら‘王女’であり続けるため、祖国・モーリアンへ戻ることを決意する。<br />一方、モーリアンで王位継承権を奪うべく暗躍していたオリヴィエは、女王の棺の前で己の過去を思い出していた。<br />それは、‘呪われし王子’として生きる哀しき少年・アティスだった頃の物語――。<br />