妖怪に関する膨大な資料を蒐集する、長身色白、端正な顔立ちだがやせぎすの青年、絶対城阿頼耶。<br />黒の羽織をマントのように被る彼の元には、怪奇現象に悩む人々からの相談が後を絶たない。<br />ある悩みを抱えて、四十四番資料室の扉を叩いた新入生・湯ノ山礼音は、なんだかんだで絶対城と行動を共にするようになってしまった。<br />人を寄せ付けない雰囲気の絶対城が、何故だかだんだん、気になるようになって――!?